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アラフォーサラリーマンが本を読みラーメンを食べてマラソンを走って旅してIngressする物語。JGCとSFCのダブルホルダーだけどシンプルに生きて行きたいと願う日々。

『ナミヤ雑貨店の奇跡』で前向きに生きてみようと感じる

最近、東野圭吾といえばガリレオシリーズや加賀恭一郎シリーズなどの刑事物ばかり読んでいたので、久しぶりに『手紙』秘密などのほっこりと温かい気持ちになれる作品に出会いました。

容疑者Xの献身 (文春文庫)

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麒麟の翼 (特別書き下ろし)

麒麟の翼 (特別書き下ろし)

 

とある町にある雑貨店。そこに悩み相談の手紙を投げ込むと、懇切丁寧な返事が返ってくる。そして、不思議と相談結果は未来を予見しているものだった。


雑貨店は現代と過去を結び付ける不思議な空間になっていて、回答しているのは偶然そこに逃げ込んだ3人の若者たち。若者らしい感覚で率直に綴った回答を受け取った相談者達が取る行動は吉とでるか凶と出るか。

人は相談する時に自分の中で結論が出ている

これは元々悩み相談を受けていた雑貨店の爺さんの台詞ですが、僕の場合は完全に当てはまっています。後は自分の背中を誰かに押して欲しいだけ。そんな人もいれば、本当に道標を誰かに示してもらいたい。そういう人もいるのでしょう。

思い、悩み、決断して前に進んで行く登場人物達。悩み相談の結果を信じる者、相談を信じずに判断する者、それぞれの考え方で行動を取るが大切なことは、悩み、考え、前に進むということ。そして、決断は自分のものであるけど、周りには自分のことを考え、支えてくれている人もいるということ。こういうことを忘れてはいけないと教えてくれた気がします。

最後、現代社会からナミヤ雑貨店で過去に対して相談を回答していた若者達に、本物の悩み相談をしていたナミヤ爺さんから回答が来ます。それは若者達がふざけて白紙を相談ポストに投函したことに対する回答でした。

 

白紙ということはまだ地図が書き込まれていない。だから、その紙には自分の思い通りの地図を描くことができる。

 

アラフォーに近いオジサンは白紙地図ではないのでしょうが、まだ白紙の部分はきっと残っているはず。そこにどんな地図を描くことができるか。ちょっと前向きに物事を考えてみようかな、そんなことを考えてみました。

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟

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