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アラフォーサラリーマンが本を読みラーメンを食べてマラソンを走って旅してIngressする物語。JGCとSFCのダブルホルダーだけどシンプルに生きて行きたいと願う日々。

【読書】箱根駅伝(酒井政人)を読んで2015年箱根駅伝往路を観た感想

ランニング 読書

2015年1冊目。

箱根駅伝を選手として走ったスポーツライターが語る箱根駅伝を見るコツ。箱根駅伝はレースそのものだけでなく、そのバックボーンを色々と知っていると楽しめる。

正月の風物詩

すっかり正月は日本酒を飲みながら箱根駅伝を見るのが定番になってしまった。自分の母校が出場することも多く、その時は普段はまったく身に覚えのない母校愛に瞬間的に目覚めてしまう不思議な魔力がある。でも、母校が出ようが出まいが箱根駅伝は見るものなのである。

箱根が面白いのは、毎年選手が入れ替わっていくことにあるのかもしれない。元旦には実業団のニューイヤー駅伝が開催されるが、実力は上のはずなのに箱根ほど人気はない。やはり、学生時代の全てを捧げ、同じ釜の飯を食った仲間達とのタスキリレーに一喜一憂するところが面白いのだろう。

花の2区より山の5区が勝負どころ

5区の山登り区間が最長距離区間となり、山の出来が往路優勝、ひいては総合優勝の大きな鍵となっている。自転車ロードレースの世界では上り坂のスペシャリスト、いわゆるクライマーは尊敬の対象であり、山岳賞ジャージも用意されている。

しかし、日本でクライマー型のランナーが尊敬されるのは箱根駅伝の時だけである。もちろん、その「山の神」がチームを総合優勝に導くのだから悪いことではないのだろうけど、かつて「山の神」と称された順天堂大学の今井、東洋大学の柏原は2015年1月1日のニューイヤー駅伝に出ていたが、「神」と称されるような走りではなかった。

つまり、箱根駅伝ではヒーローになれても、実業団ではなかなかその脚を見せる機会がないのかもしれない。個人的にはトレイルランナーになって欲しいと思うのだが、トレイルランの実業団チームも存在しないし、実績のない者がいきなりプロになれる訳でもない。とすると、公務員トレイルランナーみたいな道しかないのだろうか。うむ、険しい道である。

2015年箱根往路は本書の指摘通り

この本を読み終わったのは元旦で箱根駅伝前だったのだが、記事をupする前に往路が終わってしまった(笑)

往路は予 私自身の予想も大きく外れて青山学院。1区からきちんと前の選手を目視で補足可能な位置にいて、5区の山登りで逆転する。

本書の指摘通りに山で勝負が決まった感がある。そして、駒澤大学がまさかの失速。毎年のように5区は何かが起こる。一発勝負の学生スポーツ、コンディション作りや本番の雰囲気など、実力を発揮できない者もいれば、予想外の大健闘をすることもある。これが箱根を見ていて飽きない理由なのかもしれない。

明日は山下りから始まる。路面が凍っているとグリップも効かないし転倒の危険性が上がる。かと言ってスピードを落とすと前に追いつかない。この辺りのバランスを取りながら、8区までにどういう順位になっているかが楽しみである。

予備知識なしで箱根駅伝を見るのも楽しい。でも、どんな観点で見ると楽しいのかを知っていると、もっと楽しむことができる。そんな一冊である。

 

箱根駅伝 襷をつなぐドラマ (oneテーマ21)

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