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箱根駅伝2015の雑感

今日も箱根駅伝を鑑賞。

往路は山を圧倒的なスピードで駆け上がった青山学院が制することに。正直、これはかなり予想外だった。しかも、2位以下とのタイム差がすごい。スタート前、6区でトラブルがなければ、青学の総合優勝があるのではないかと思ったが、結果的にその通りになった。

しかも、総合優勝タイムが過去最高というオマケ付きである。つまり、これは混戦の中でドサクサに紛れて勝ったのではなく、過去の優勝校と比較しても紛れもない実力で勝ったという証だということである。

昨日の記事で紹介した書籍「箱根駅伝」の中で触れられていた内容として、「8区までに勝負は決まる」、「先頭で走っているチームが圧倒的に有利」、「1分以上離れると後続はキツい」ということが書いてあったが、まさにその通りの展開だった。

 

【読書】箱根駅伝(酒井政人)を読んで2015年箱根駅伝往路を観た感想 - 読む食う走る遊ぶ

 

結局、復路は一度もトップを譲ることなくゴールしてしまった。やはり2位以下のチームが追うときに気負ってしまった結果、いつも以上の力を発揮することができなかったのかもしれない。

青山学院は、選手をむやみに走り込ませたりするのではなく、コンディション調整もきちんとコーチングしていると聞く。つまり、勝ったのは偶然ではなく、科学的な練習と調整の歯車がかみ合った結果だと考えられる。

とすると、私のような市民ランナーも、単に走り込むだけでなく、フィジカルやコンディションをどのように作っていくかが重要な要素であるといえる。この優勝を踏まえて、様々な青山学院の秘密が明らかになっていくだろうから、ちょっと注目しておきたい。

今回、上位5チームは戦前の予想で5強と言われたチームで固まってしまい、波乱はなかった。中央学院大学が往路5位と大健闘していたのだけど、復路は徐々に失速してしまって残念だった。

また来年、箱根駅伝は様々なドラマを生んでくれると思う。この空白期間は箱根駅伝をテーマにした小説でも読んで、モチベーションをキープしておこうかと思う。

 

風が強く吹いている (新潮文庫)

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 部員10人が予選会から箱根本戦出場を目指す。10人それぞれのキャラクターが濃く、思わず感情移入してしまうシーンも。個人的には6区、山下りで今までにないスピードを体感しながら駆け下りていくところが好き。駅伝を走ったことがある人もない人にも面白く読める。

 

 

チーム (実業之日本社文庫)

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駅伝は同じ釜の飯を食った者同士がチームとしてタスキを繋ぐところに感動があり、意味がある。関東学連選抜という言わば寄せ集め集団は「チーム」として成立するのか。チームってそもそも何なんだろう。一瞬でも同じ目的に向かって力を合わせた者同士だから分かりあえることが必ずあるはず。