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【読書】快眠と不眠のメカニズム(田中匡)

最近、ちょっと睡眠に興味がある。朝型、夜型、短眠型、長眠型など人によって特性が違うけれど、共通していることは睡眠が大切であるということ。快眠はどうやって得られるのか、そして、不眠はどうして起こるのかをちょっと勉強。

 

5人に1人は不眠症

調査結果によると、日本人の5人に1人、つまり20%以上は不眠症や眠りに関する不満で悩んでいるらしい。そもそも人間の睡眠は複雑な仕組みで構成されているので、簡単に原因を特定するのは難しいが、基本的には肉体的・精神的なストレスが中心にあるとのこと。

よりスピーディで失敗が許されない仕事、24時間眠らない町と化した都市部、夜勤やシフト勤務など特殊な形態の仕事、などが主にストレスの要因となっているらしいが、やはり普通の社会人として気にすべきなのは、労働時間(勤務時間)の増大によって帰宅時間が遅くなり、結果として就寝時刻も遅くなって、睡眠時間が短くなることであろう。

ただ、やはり普通のサラリーマンとしては、上司からの残業命令を全て拒否するのは難しいので、睡眠時間をどうやって確保し、質の高い睡眠を得ることが目標となる。

 

長寿になるのは7時間睡眠

統計的に、睡眠時間は7時間前後の場合が、健康的な高齢者に多いことが分かっており、成人であれば7時間程度睡眠するのが最も肉体的に負担が少なく、体力が回復することができる。

そして、有効なのが昼の時間帯における短時間の昼寝。14時前後が最も眠くなる時間帯だが、そのときに無理せず15分程度の仮眠を取ると、眠気が飛ぶとともにすっきりした状態に戻れるのだとか。

ただ、普通に仕事をしていると14時頃にデスクで一人だけ寝るわけにも行かない。そのため、実質的には昼休みに軽く寝るのがいいであろう。

 

睡眠導入剤は最終手段

今では薬局で市販の睡眠導入剤を購入することができる。睡眠導入剤を使うと入眠時間が短くなり、ぐっすり眠れることが効果として期待されている。もちろん、一時的に緊張感が高まって眠れない時にのみ使うのはいいが、毎日睡眠導入剤に頼らない方がよいであろう。

また、寝酒として軽くアルコールを摂取するのは入眠時間が短くなるが、飲み過ぎると深夜時間帯の排尿やのどが渇いて目が覚めたり、基本的に眠りが浅くなってしまうので熟睡したい人にはおすすめできない。それよりも、アルコールは体内に耐性ができるので、アルコール中毒の方が怖い。

 

結局は自分次第

最終的には、快眠とは自分が最も心地よく眠れて健康的であると実感できる時間、としていて、やはり個人差があるのでそれを認めた上で対応策を行う必要があるとしている。

まさにその通りであり、誰にでも効果がある処方箋などないのである。

 

最終的には標題になってしまうのだが、快眠のためには、食生活の変更、生活リズムの変更などが必要に場合があるだろう。睡眠は身体の基本を作るもの。きっちりと毎日眠って快眠を得られるようにしたい。

 

 

快眠と不眠のメカニズム (B&Tブックス)

快眠と不眠のメカニズム (B&Tブックス)