2016第36回篠山ABCマラソンに出走
2016年3月5日、篠山ABCマラソンに出場した記録と感想。大会自体は楽しいけれど不満が残る結果に。
マラソンバスで会場へ
大阪駅から会場までのマラソンバスを利用。電車で行っても駅から距離があってシャトルバス輸送とのことなので、受付近くまで行くバスを選択。朝6時から7時まで断続的に出発するとのことなので、6:30到着を狙ったのに寝坊して6:40に到着。
かなり行列していて、バスは7時頃に大阪駅をして8:30頃に到着。7時頃にバスのりばに来るくらいでも良かったか。
記念品Tシャツを受け取ってもスタート2時間前。
レース中にお腹が減りそうなので、屋台の昆布うどんを食べておく。薄めの味付けでも出汁がしっかり出ているので美味しい。
篠山城址公園は残念ながら復元された大書院しかないけど、縄張りの名人と言われた藤堂高虎が作ったお城。
「虎の城」という作品を思い出しつつ、梅が咲き始めた木を眺めつつ芝生の上でストレッチしていると、なんか気分が良くなって眠くなってくる始末。
スタートから中間地点まで
スタート20分前の10:30がスタート地点ゲートに入る最終時間。ほぼギリギリのタイミングで駆け込むことに成功。
1万人規模の大会なのに並ぶ時間がゆっくりなのは嬉しい。それに、スタートブロックに入ってからトイレが準備されているのでゆっくり用足しを...
今回のレースプランはサブ3.5を狙い、前半折り返し地点で1:42くらいの目標タイムの半分より2~3分早めのタイムであること。
これを目指して序盤から5分/kmペースで順調にラップを刻んでいく。
手元の時計で中間点通過時点で1:43。息も切れてない、心拍数は160前後で推移、脚もまだ残っている。このままなら行けるかもしれない。そんな気がしてきた。
予定より少しだけ遅かったのは、25km周辺の「しし汁」エイドでゆっくり全部食べたから。具は少なかったけど、少し冷えた身体に塩分が含まれた熱い汁は本当に美味しくてありがたい。
ゴールまで
25km地点あたりから両足の裏に違和感がではじめた。ああ、知ってる、この感覚知ってるよ!マメができるんでしょ。過去に何回も経験してるから分かるよ!
30km前から一歩進めるたびに足裏に痛みが走る。ペースを落としてみるが効果がない。むしろゆっくりの方が衝撃がくるような気がする。
田んぼ沿いのゆるやかなアップダウンが続く道。折り返した頃には少しずつ歩く時間が増えてゆく。走っては痛みに負けて歩き、また走りだし、また歩く。
第二回しし汁エイドには何とか辿り着いたものの、どうにも走りきれる自信がない。
風が出てきて気温も下がってきた。なんかテンションが下がるようなことばかり起こってくる。
弱気な気持ちが前に出てきて心が軽く折れそうになる。いや、もうほとんど折れていた。
ここまで来たらリタイアしてバスに回収されるよりもゴールしたほうが早そうだったので、7分/kmくらいのペースでゆっくり一歩ずつゴールに向かっていく。
ゴール後
手元の時計で3時間52分。一応サブ4は達成したけど、ゴールした後は歩くことすら面倒なくらいになっていた。
前半を1時間42分で折り返しているので、後半は2時間10分かかった計算になる。脚はまだ残っていたので余計に悔しい。
完走後はメダルだけでタオルはないので、早めに荷物を引き取って上着を羽織りつつ、しし汁に並ぶがまったく達成感がない。
今日、3杯目のしし汁を飲みながら、満足感よりも不甲斐なさがこみあげてくる。どうしてまたマメができてしまったのか。何が悪かったのか。
いつもの靴、いつもの靴下を履いて予防のワセリンも塗った。ではなぜ
靴紐の縛り方が違ったのか、フォームが悪いのか、なんだったのだろう。
補給
補給に持って行ったのはVespaHypaer3個のみ。トレイルランナーヤマケンさんが著書で補給はVespaのみと言っていたので、それを真似してみた。補給は15km、25km、35kmの3回。あとは23kmと35kmあたりのエイドのしし汁。
公設エイドは10km以降に5km毎に設置されているスポーツドリンクと水、そして2回のしし汁のみで、他の食べ物がない!
でも、一般ランナーでもスペシャルドリンクを置くことができるので、次回は使ってみようかなと。
ウェア周り
気温が高い予報だったけど、スタート前の待機時点で風が出てきて雨予報もあったので、アンダーウェアにファイントラックのフラッシュメッシュ。
その上にアートスポーツ別注のアシックス半袖ジップアップシャツを。
アームウォーマーと手袋は気温が上がりそうだったので外すことに。これも意外と裏目だったかもしれない。やはり手袋だけはするべきだったか。
シューズ周り
信頼のターサージール3。だったはずなのだが...
CEPのハイソックス。第二の心臓と呼ばれるふくらはぎを保護してゴールまで運んでくれる、と最近評判のCEP。
靴下とゲーターが一体化したようなモデルのため、足首部分がシームレスな履き心地になるのが嬉しい。
まとめ
結果には不満が残る大会だったけれど、大会自体は満足でした。
東京マラソンや大阪マラソンなどの都市型マラソンではエイド毎にさまざまな食事が提供されるのに比べると、補給食が2回のしし汁のみなのは少ないと感じるかもしれない。
けれど、一般参加ランナーでもスペシャルドリンクを置くことができるので、補給が心配な人はここに自分で用意すればいいんじゃないだろうか。
今回で36回目という歴史のある大会。町自体がマラソン大会を歓迎してくれているのが、沿道の応援や雰囲気から伝わってきました。
それを支えてくれる私設エイドの温かさにほっと一息。オニギリ、チョコ、飴などを差し入れてくれ、応援してくれる方々には本当に頭がさがる。
「篠山に来てくれてありがとう」と声を掛けてくださったお婆さん。いいえ、違うんですよ。こちらこそ、公道を閉鎖してまで走らせてもらって、さらに私設エイドまで出してもらって。お礼を言いたいのはこちらなのである。
ゴール後に無料の温泉があるとのことで向かったが、なんと40分待ちとのことで諦めて帰ることに。もっと早くゴールして、すぐに向かえば空いているのかな?つまり自分の実力不足ということで...
会場近くの酒屋で丹波地方の銘酒「奥丹波しぼりたて」を発見したので友人と飲みながら大阪に帰ったのでした。
ああ、楽しかった。また来年も出ようっと。