不倫するのは仕方ない?【読書】人はなぜ不倫するのか
不倫するのは仕方ない、人間だもの
「人はなぜ不倫するのか」という問いに対して
「だって人間だもの」に近い結論が提示されていて大爆笑。
上野千鶴子さんをはじめ、昆虫学者、動物学者、宗教学者などに「なぜ不倫するのか」というテーマで質問をしたところ、それぞれの見地から不倫について答えているけれど、誰も不倫行為そのものを否定しないのです。
それどころか、そもそも日本で一夫一婦制を採用していて、不倫即悪という図式になっていること自体が、生物がより優秀な遺伝子を後世に残そうとする観点から見ると合ってないのではないか、と説きます。
不倫しても仕方ない理由は?
曰く、女性は40歳以降になると男性ホルモン分泌が優位になるので性欲が増すから。
曰く、男性のナニの形は先に射出された精子を掻き出す形になっているのだ。
曰く、家族愛と男女の恋愛は別のものである。
なんだか、不倫を色んな角度から見て「仕方ないじゃない、動物なんだもの」と言うためのロジックを作る理由を探しているように見えなくもない。
なぜ他人の不倫をバッシングするのか
では、なぜ不倫をしている人、最近だとベッキー、に対して世間の当たりがここまで強くなるのか。そもそも自分と関係のない他人の人生にそこまで踏み込んでバッシングをするのはなぜなのか。
それは、「自分自身が不倫しないの、性に対して好き奔放にやっていることが許せない」とバッサリ。
まあ、確かに周囲の男性に聞いてもベッキー不倫に対して「許せない」と言っている人はほぼゼロ。怒っているのは女性ばかり。
一連の報道を見て「バカだな、こいつら」くらいの感想は抱いたけど、当人同士がよければ他人が口出しすることではない、と思っていたが女性は違う反応をしていた。
「清純派だと思っていたのに」
「不倫するなんて人の道から外れている」
「世の中を舐めている」etc
いや、そもそも芸能人に清純派だとか社会常識を求めてる時点で変だし、人の道から外れても自分には害はないんじゃ?
と思っていたところに本書の結論である嫉妬と聞いてすべてを納得した。なんだ、そういうことだったのか、と。
まとめ
不倫したい人はすればいい。双方が納得していれば他人が口を出すことではない。
独身者であろうと既婚者であろうと、その人が異性から見て魅力的なのであれば仕方ない。
日本には結婚制度があるので、お互い守るべきものと壊すもの、得るものと失うもの、色々考えればいいと思う。
それにしても、世の中にはそんなに不倫している人がいるのか。是非わたしにも(ry
- 作者: 亀山早苗,上野千鶴子,丸山宗利,竹内久美子,島田裕巳,福島哲夫,宋美玄,山元大輔,池谷裕二
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2016/08/06
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