京都マラソン2017の感想と攻略法
京都マラソン2017に参加したので、その感想とサブ4を達成するための攻略メモなどを。
京都マラソンの思い出
第一回大会に参加したときは、10km過ぎの時点で5分程度のランナーストップにあった苦い過去しかありません。
スタート時間も8:15と今より45分早く、阪急電車も西京極に臨時停車することもなく、都市型マラソンの割には、地元の協力があまり得られていないのかな、と感じたものです。
あれから5年、京都マラソンもその地位を確保してきたようです。
スタート時間は第3回から9:00に変更されているし、阪急電車は西京極駅に快速急行を臨時停車させるし、JR京都駅からスタート地点までのシャトルバス(有料)は運行されているし。
前日受付のときの企業ブースの出店状況からも、その様子はなんとなくうかがえました。
もともと高校駅伝や都道府県駅伝のコースとして使われている京都なので、マラソンを受け入れる土壌はあったのでしょうか。
怪我の状態
2ヶ月前の奈良マラソンで左膝に鵞足炎らしき症状が出て以来、ゆっくり走れるようになったのは最近のこと。
おそらく2ヶ月で100kmも走っていない。
それどころか、そもそも痛みが完全に取れていない、というマイナスからのスタート。
鵞足炎から始まる左膝の痛みは治ったらまとめておきたい...
左膝が持つことを祈りつつ、膝のサポートに定評のあるCW-Xレボリューションタイプのロングタイツを履き、朝起きてからロキソニンを飲んで痛みを紛らわせる作戦に。
そもそもロングタイツを履いてフルマラソンを走るのは初めての経験なので、走りにくいとかあるだろうか。
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今回の靴は悩んだ結果、adizero takumi ren。
奈良マラソンのときに購入したけれど、長距離は走っていない靴なので不安も抱えつつ、なんとなく奈良マラソンのときに履いていたadizero japan boost 3 は避けることに。
本当になんとなく、なんとなくなんだけど、こういう縁起をかつぐものなのでしょう。
痛みなく完走できれば嬉しい。できればサブ4はやっておきたいけど無理しない。
そんな感じでスタート。
膝の痛みは37km地点から
スタート地点で気温は10℃との放送が入る。
日差しのあるところは暑くなりそうな予感。これなら膝が温かくなるのも早いかもしれないと期待を抱く。
陸上競技者の聖地のような位置付けにもなっている西京極陸上競技場を出発し、市街地を抜けて渡月橋が見える嵐山へ。
ここまでコースはほぼフラット。スタート地点での混雑もあり、あえてゆっくり入ったこともあり、最初の5kmは27分。
ここからなら、まだサブ3.5も狙えそうだったが無理せずイーブンペースを維持。
10km地点。仁和寺を通過するが、第1回のときのようにお坊さん踊ってなかった。楽しみにしてたんだけど、残念。
この5kmもイーブンで57分。膝の痛みもない。このままならサブ4か。
仁和寺を通過すると緩やかなアップダウンが続くコース。ラップタイムが少しずつ乱れ始める。景色も単調になってくるので、やや飽きてくる。
中間地点のタイムは1時間53分。膝の痛みはない。サブ4は無難か。
賀茂川の高級住宅地を横目に見ながら森林植物園を駆け抜ける。この辺りは一番声援が大きかったのではないか、と思うほど人が多かった。ありがたい話である。
30km地点で2時間40分。なんか本当にイーブンで進んでいる。膝は何とかなりそうか。
鴨川の河川敷に入ると、アスファルトよりも膝に優しい感じがするけれど、一方で今までよりスピードが出にくく走りにくい。この部分のコースは変更されないのか。
35kmで3時間10分。トイレに行ったり私設エイドで大福食べてコーラ飲んでたのでロスしてしまった。が膝も持ちそうである。
クラシックな建築様式と大学応援団の声援の京都市役所を抜けるとラスト5kmほど。
が、ここで膝の痛みが出てくる。ふむ、この辺りが限界か。
一度止まって歩く、そして走る。が、今までのペースでは痛みが出るのでペースダウン。
無理すれば走れるっぽかったが、ゆっくり怪我をひどくせずにゴールすることを選択。
40km地点で3時間41分。歩いてでもサブ4達成できるし、あとは京都大学前のゆるやかな下り基調。歩いていると沿道からの声援が心に刺さる。いやー、走りたいんですよ、本当は...
ゴール地点の平安神宮がまったく見えてこないし、雰囲気も伝わってこない。
あれ、本当にそろそろゴールなんだろうか、と思って細かく曲がるとゴールがいきなり現れた。やっと終わりか...
ゴールタイムは3時間55分。
膝の痛みを抱えながら、2ヶ月ほぼ練習なしでサブ4なので、悪くないと思いたい。
心拍数は平均で150bmp、最大160bmp。最大心拍は登り坂のときに一瞬だけ記録しているので、ほとんど150弱だった。まだ余裕がある感じで残せたのがよかった。
今回の補給
朝食とレース前の補給を少し見直し。レース中も基本的に各エイドでしっかり食べることに。
朝、オニギリ5個、味噌汁、バナナ
スタート1時間前にバナナ
スタート30分前にベスパのジェル
あとはエイドで出されるバナナ、パン、みかん、八つ橋(京都らしい!)などを適宜食べることに。
37kmで失速してしまったが、空腹やエネルギー切れではなく怪我の影響が大きい。やはり、普段から糖質を多めにして、グリコーゲンを貯めやすい体にした方がよさそうである。
完走者向けにはタオルとメダル
完走者にはタオルとメダルが授与され、カロリーメイトやアミノバリューなどのランニング後の肉体回復用ももらえた。
さすが大塚製薬がスポンサーになっているだけある。
運動後の補給は、糖質6:タンパク質3:脂質1のバランスが良いと聞いたことがある。
カロリーメイトとアミノバリューの組合せは最適なのではないだろうか。これからの練習でも見習ってみたい。
なお、カロリーメイトはチョコ味が支給されてけど、メープル味が好き。
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京都マラソンの攻略法
新コースになった京都マラソンの攻略法をメモ。
京都マラソンのコースは全体的にフラットに見えますが、たいていは微妙に上り続けたり、下り続けたりしている。
ここでいかにペースを維持できるかが攻略の鍵。
ただ、上りも下りも無理すると、後半足が持たなくなるので、心拍計などで身体への負荷を一定にするのがポイント。
補給食は17km地点あたりのエイドでまでないのがキツい。それまでは3km毎にスポーツドリンクや水だけが置いてある。
特に4時間以上掛かる人は序盤で固形物などを補給できるように、自分で持って行くのがよさそう。
今回、固形物としてはスポーツ羊羹、あとはブドウ糖タブレット、VespaHyperだったがすべては使わず、エイドでの補給食で賄うことができた。
どこまで自分で補給食を持ち、どこまでエイドで食べるのか、ある程度計算できるようになるとタイムアップできるのであろう。