読む食う走る

ビジネス書から小説を読みながら、酒とラーメンで脂肪を気にしつつ、JGCとSFCで海外国内を旅しながらランニングする

【読書】お金で損しないシンプルな真実(山崎元) 資産形成3つのセオリー

老後資金に3000万円と言われる世の中。コロナ危機でそれどころじゃない、という声も聞こえてきそうであるが、若い人、とくに新入社員を中心とした20代に向けた資産設計に関する入門書の位置付け。と言っても中年のオッサンにも十分通用する基本的な内容。

タイトルは「お金で損しない」となっているが、単に損しないだけでなく資産を増やすための基本戦略が中心。その3ステップとして、

  1. 収入ー支出をコントロールしてプラスにする
  2. 一定金額を貯金する
  3. インデックス型の投資信託を購入する 

となっている。

収支をプラスにする

当たり前にして基本。収支をプラスにすること。

が、やはり難しいのは最初のステップで、若い頃はどうしても支出が増えがちになる。

出張が多かったり臨時支出があることもあるだろうから、毎月の収支に汲々とするのではなく、半年単位、年単位で見て収支が黒字になっていれば最低限はクリアしていると考えるとよいのではないだろうか。

一定金額は許容リスクに合わせて

『一定金額の貯金』も具体的にいくらあればいいのか、手取りの何ヶ月分を確保すればいいのか、はその人の生活スタイル(実家/一人暮らし、独身/既婚)によって変わる

それは許容できるリスクが変わるためである。

若くて独身なら、会社を退職しても日常的な出費も少なく早く職が見つかるだろうから、そんなに貯蓄はいらないかもしれない。

一方、妻子がいる中年サラリーマンだと日々の出費も多いだろうし、再就職が大変な可能性が高い。とすると、貯蓄も多めの方がい。

普通預金で維持するリスクのない資産がどれだけ必要か、それを自分で計算することから始めるのが重要だろう。

若い人で3か月、40代以上であれば6ヶ月分は欲しい。できれば手取り年収の一年分と行きたいところ。

インデックス投信で資産を増やす

そして、リスクを取れる貯金を投資に回す。

もちろん山崎元さん安定のインデックス投信の購入。SBI証券楽天証券で口座を開いて買えばいいだけ。もちろん、今なら『NISA』か『つみたてNISA』。

おすすめ投信はトピックス連動型MSCIコクサイ連動型。これを4:6の比率で購入、定期的にリバランスするだけで十分とのこと。

他にも無リスク資産として『個人向け国債変動10年』を勧めていたが、分散で購入するのが面倒になりそうなので、それなら『eMaxis 8資産バランス』という選択肢もありだろう。

積立投資でもいいけど、買えるときに買えるだけまとめて買っちゃえ、というのは大胆である。たしかに積立投資でも上昇相場のときは不利なので、買えるときに買えるだけ買う戦略も正しい気がしてきた。

おまけ

本書では、他にも「独身時代は生命保険は不要」とか「リボ払いや借金している人と交際するな」とかマネーリテラシーに関する注意点も書かれている。

いや、生命保険は独身には不要だし、リボ払いとか冷静に計算したらアカンやつ、とか思う。だた周囲にやっている人がいて驚いたので、まだまだ甘い勧誘文句に負ける人はいるようだ。

この辺りのマネーリテラシーが非常に読みやすく分かりやすい理由とともに書かれている。

私自身、もっと早く若い頃に知っていれば今みたいな貧乏状態にならなくて済んだのかもしれないが取りあえず今からでも始めてみようと思うのです。

世の中は残酷であり、己の頭の悪さを恨むのみ。若いころに知っていればもう少しお金に苦労しない人生を歩めたのかもしれない。