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アラフォーサラリーマンが本を読みラーメンを食べてマラソンを走って旅してIngressする物語。JGCとSFCのダブルホルダーだけどシンプルに生きて行きたいと願う日々。

メンタルを強くする8つの心構え『勝つ人のメンタル』大儀見浩介

読書

メンタルが強い、とはどういうことなのだろう。

常に落ち着いていて動揺しない、プレッシャーが掛かる場面でも失敗しない、実力を発揮して安定した結果を出す…パッと思い付くのはこんなところ。

メンタルが強くなりたい。

バスケでは逆転を賭けた3ポイントシュートを落とした瞬間に試合が終わった。

テニスではマッチポイントでのダブルフォルトや逆転負けを何度も経験した。

マラソンはいつも心が折れて終盤に失速する。

仕事ではプレゼンのたびに緊張する。

 

失敗はメンタルが弱いから、そしてメンタルは生まれ持ったものだから仕方がない。

本書では、その思考は逃げであり、メンタルは生まれ持った資質ではなくトレーニングで鍛えることができると主張する。

世界を舞台に戦うトップアスリート達のメンタルトレーニング方法から、その鍛え方を知ることができるという。

メンタルトレーニング8つの心構え

  1. 目標設定
  2. セルフコントロール
  3. 集中力
  4. イメージトレーニング
  5. プラス思考
  6. セルフトーク
  7. コミュニケーション

すべての要素は絡み合い、相互に作用しているので、どれか一つだけできれば良いというものではない。ただ、少しでも優先順位をつけるために、まとめてみた。

10%だけ頑張る目標設定

自分が到達したい場所、成し遂げたいこと、を明確に数値化して目標として設定する。例えば「高級車が欲しい」ではなく「ポルシェ911を新車で買う」など曖昧さを排除して数値化できる目標にする。

ビジネスの世界では目標管理シートで成果達成状況やボーナス査定に使われることが多いけれど、それをスポーツの世界だけでなく自分の人生自体にも適用するのである。

この目標設定と課題管理は、2015年正月、箱根駅伝で全国の茶の間を沸かせた青山学院大学駅伝部で導入している。最終的な目標、そして、そこにたどり着くために実施する直近の目標として今月実施すること。

それは単に夢物語を書くだけではなく、実際に目標に対してどこまで達成できているのか、いわゆる進捗管理や達成状況を把握し、さらに良かった点、悪かった点、改善すべき点などを明確にして翌月につなげていくのである。

 

hiro2460.hatenablog.com

 

よくよく考えれば、これは普段の仕事の世界ではやっているのに自分の人生そのもので取り組んでいなかった。

もやもやっとした目標はあるものの、可視化されたものがないことに気付く。

では、目標はどう設定するのか。その方法として、遠い未来の夢の話はさておき、直近のものについては現状の10%増しに設定するのである。

ペーパーテストでいえば、50点の人が55点を目指す、という感じである。これ、常に10%増しをしていくのは金利の複利効果と同じようなもので、徐々に厳しくなっていくのだけどその頃には体力というか基礎ができてるので、多少は楽に達成できるようになるのであろう。

今よりも10%上を目標に設定する。少しずつ、少しだけ上を目指していくのである。 

 

 イメージトレーニング

失敗したときのことよりも成功したときのことをイメージする。実際、著者も私も昔の部活では「負けたら怒られる」という恐怖が支配していた。

勝って当たり前、シュートは決めて当たり前。そのような状況で練習や試合を繰り返していると、頭の中は成功したときのイメージよりも失敗したときのイメージが支配する。

ビジネスでもスポーツでも最も難しいのは「いつもどおりの力」を発揮することである。

「普通にやってれば勝てた、成功していた」はずのものが、なぜかうまくいかない。本番に弱い、といわれてしまうのは、こんなときであろう。

これを払拭するためには、基礎的な練習を繰り返して身体で覚えることは当然のことながら、実際に本番と同じ環境で予行演習することである。

プレゼンであれば実際に聴衆がいる前提で話し方やスライドの展開まで含めて演習する。

かのスティーブ・ジョブスも何度も予行演習してアイテムを出すタイミングや見る方向まで検討したという。だからこそ本番でも同じ力を発揮できたのである。

 

プラス思考

 普段の生活からネガティブな思考や発言を控えるように心がける。思考や発言は実現化してしまう。

肉体は精神と連動しているものであるため、精神がマイナス思考になってしまうとあらゆることがマイナスに動いてしまう。

すべての物事には複数の側面がある。どの角度から物事を見て捉えて感じるのか。

たとえば、雨が降っているから憂鬱だと感じるのではなく、雨が降っているからゆっくり沈思黙考できるチャンスだ、と捉える。といった感じである。逆転の発想というか、何事も見方なのである。

そして、毎日、朝起きたら「今日もいい日だ」と声に出す。

なんだか、なんでもかんでもポジティブに捉えるポジティブ教みたいに思えるけれど、結局は心の持ちようが一番大切なのかもしれない。

 

まとめ

他にも色々と細かいことは書いてあったが、 結局、自分自身がやりたい、こんな姿になりたいという内的欲求にしたがって目標に向かっている人間が最強なのである。

目標を設定する、達成する、充実感がある、次のステップに進む。好きだから続けられる。だから上手くなる、強くなる。この繰り返し。

これを繰り返すことで自信を得ることができ、常にエネルギッシュに物事にぶつかっていけるのであろう。

さて、強いメンタルを身につけるまでにはなかなか時間がかかりそうだが、まずは自分自身を見つめて、そもそも何をしたいのか、どこに行きたいのかをはっきりすることから始めよう。 

 

勝つ人のメンタル (日経プレミアシリーズ)

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