Tarzan3月10日号『鬼トレ』内の瀬古さんの鬼トレ理論がすごかった話
鬼トレとは
Tarzan3月10日号のテーマは『鬼トレ』
すでに表紙がすごい迫力である
軽くやるトレーニングではなく、眉間にシワ寄せ己を叱咤して取り組むようなガチトレ。肉体と体力の限界に挑む姿は荒ぶる酒天童子のごとく、まさに鬼トレである
表紙が永井豪のデビルマン漫画風なのは酒天童子をイメージしている模様。
ファッショナブルな簡単トレーニングではなく、ガチトレーニングで肉体を追い込むということ。
紙面で紹介されているのはヘビーなウェイトトレーニングや筋トレが中心。
でも、その中で日本のトップアスリートがトレーニングについて一言モノ申すコーナーが面白かったのです。
特にランニング関係の瀬古さんが半端ない。
3年間1日も休まず40km走ることが最低限
瀬古さんといえば、かつて世界のトップにいたマラソンランナー。トラックに入ってからの中距離ランナーのようなラストスパートには驚愕したものです。そして、宗兄弟とのデッドヒートはテレビの前で興奮していました。
いまでは箱根駅伝のときの早稲田大学贔屓の解説が正月の風物詩になっていますが、個人的には好きです、ああいう解説(笑)
その瀬古さんいわく、毎日40kmを1日も休まずに3年間走ることでようやくマラソンを走るための身体のベースができるといいます。
月1200km、年間2500kmの3年間だから7500km。
最近は練習のやり過ぎは怪我を生むだけとの論調もあるけれど、それは基礎的な肉体ができていないからと一喝。
なんとも過激なお言葉ですが、これはあくまで世界のトップを目指す人の話。
だけど、市民ランナーにも通じるものがあるはず。
スピード練習やインターバル走で追い込むことも必要だけど、まずはその練習に耐えることができる肉体を作ることが先。
毎日休まずコツコツと練習して身体を作り上げていく。
そして、厳しい追い込み練習によって、さらに磨きをかけていく。
瀬古さんも毎日の練習が嫌で、朝起きて逃げ出したくなることもあったそうです。
ああ、瀬古さんでもそう思うんだ、我々が練習したくないと思う気持ちと同じなんだ、とホッと一息。
仮に毎日10km走れば月300km。
毎日走り続けることが大切だということは、「3時間切り請負人」が教える! マラソン<目標タイム必達>の極意 でも言われています。まとめと感想はこちら。
マラソンは運動神経や瞬発力ではなく、毎日コツコツと地道に努力していったものが勝つ。
かつて世界のトップにいた瀬古さんの話は、そう勇気づけられた気がします。
毎日少しずつコツコツと。
来シーズンのサブ3.5目指して少しずつやっていきたい。