「篝」鶏白湯SOBAでホッとする(東京銀座)
東京地下鉄丸ノ内線銀座駅の改札を出てすぐ近くにある地下のラーメン屋「篝」へ。
地下にあると知らず、地上をウロウロと彷徨ってしまった。
平日18時頃に訪れるとすでに数人の行列が。店内を見るとカウンター6席程度しかなかったので並ぶのは仕方ないかと思って待ってみるけど、どうにも回転が遅くて進まない。それは、店内に入って分かった。店内は女性が多いのだが、みな、ゆっくりと喋りながら召し上がっていらっしゃる。なるほど、これは店の回転が遅いわけだ。
注文したのは「鶏白湯SOBA」に特製トッピングセット。トッピングが色々と選べたのだけど、こういう悩んだ時はオススメセットを利用するのが楽でハズレがない、はず...
注文してから10分ほどして到着。
白濁したスープからは濃厚な香りが漂っている。そして、具は鶏や卵といったスタンダードなものの他に、レンコン、ゴボウなど和食にでてくるテイストのものがたくさん。
なんかラーメンで初めて見るタイプのトッピングばかりなんですけど、これは...
と思って口に入れてみると単品としては確かに美味しいのだが、ラーメンに合っているかと聞かれると、うーん、どうだろうそれは...という感想である。
具で美味しかったのは鶏肉である。ホクホクした食感とスープが染み込んだ肉は絶品である。
そして、肝心のスープは香り豊かで濃厚で深みがあるのに、決してしつこくなくて飽きない味。 白湯スープの部類ではこってりしているはずなのに、麺と絡み合ってとっても美味しい。
ラーメン屋の薬味には胡椒を置いてることが多いのだけど、この店は酢と黒七味が置いてある。黒七味?まるで和食を食べに来たみたいであるが、ささっと掛けたら唐辛子の風味が広がってピリッと一癖あるスープに早変わり。
うむ、ラーメン屋なのに全体的に和食の雰囲気。女性に人気の理由もうなずける。
ただ、強いて言えばカウンター数席しかない店なので、タイミングを間違うとありつくのに時間が掛かりそうなことである。
ごちそうさまでした。