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アラフォーサラリーマンが本を読みラーメンを食べてマラソンを走って旅してIngressする物語。JGCとSFCのダブルホルダーだけどシンプルに生きて行きたいと願う日々。

【読書】膨大な読書と知識に支えられる「人生の極意」(佐藤優)

読書

雑誌に連載している人生相談をテーマ別に再編して書籍化したものなので、少し時代背景が今とは違う部分もあるのだけど、基本的な人の悩みって千差万別だけどちょっとくらい時が流れても変わらない、ある意味では普遍的なものなのだと思えてしまう。

恋愛、社会、宗教など多種多様な質問に対して、真摯に自分の価値観に沿って相手を諭すように丁寧に回答するところが面白い。質問者がどこまで真剣に、あるいは、どこまでふざけて聞いているのかは確かめようがないが、佐藤優氏がいたって真面目に回答しているのである。

それは、政治の話であったり、宗教の話であったり、経済の話であったり、家族や男女間の話であったりするのだけれど、回答するときに自分のバックボーンや持っている知識だけでなく、書籍とその内部の一節を引用して紹介している。

よくある人生相談物だと、「なんでそんなことが言えるの?」と疑問に思うことが多々あるのだけど、本書の回答だと佐藤優氏が回答するに至った根拠というか思考の痕跡の一端を垣間見ることができる。

質問が来てから本を探して読んでいるのでは間に合わないだろうから、おそらく以前から頭のなかに入っている知識なのであろう。そう考えると本当に恐るべき情報量と知識量で、実体験以外にも読書から得ているものが多いのだから、読書というものは本当に偉大なものなのだと実感するのである。

自分の好きな分野の本ばかり読まず、多種多様なジャンルの本を読むことが、最終的に幅広い知識を身に付け、ひらめきを助けることになると思うと、乱読多読もいいことがたくさんありそうだ。

乱読については、外山滋比古氏が「乱読のセレンディピティ」でも推奨していたので、悪いことはなさそうである。

知識を得ること、自分なりに整理して骨格を持ってブレない人間になること。これが「人生の極意」なのではないだろうか。

 

人生の極意 (扶桑社新書)

人生の極意 (扶桑社新書)

 

 

乱読のセレンディピティ

乱読のセレンディピティ