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アラフォーサラリーマンが本を読みラーメンを食べてマラソンを走って旅してIngressする物語。JGCとSFCのダブルホルダーだけどシンプルに生きて行きたいと願う日々。

【マラソン】NAHAマラソン2014は噂に違わぬグルメマラソンだった(沖縄県那覇市)【レース】

仲良しの友人数人とNAHAマラソン2014に出場。気温が20℃近くになるということ、高低差がそれなりにあるということ、そして私設エイドがかなり充実していること、などと事前情報から、今回のレースはGARMIN ForeAthlete 910XTJ を使って心拍数を意識したLSDを行いながら思いっ切り楽しんでしまおうという作戦。全員でそんな話をしながら、前日に到着した昼間からすでにオリオンビールで乾杯。首里城などを観光ランして泡盛で乾杯。で、気が付くと寝るのが日を超えてしまった。げふん。

 

 

瑞泉 古酒 泡盛 40度 720ml

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二日酔いでレースを迎える

レース当日の朝、ホテルからは歩いてスタート地点まで行けるので、余裕を持ってゆっくり支度。が、朝からお腹の調子が悪い。頭がいたい。喉が乾く。うん、これ、疑いの余地なく確実に二日酔いの症状である。僕だけではなく友人も爽やかに同じ症状だと言ってくれたので、風邪を引いたりした訳ではないと納得。まあ、ファンランだし何とかなるだろう、と取り敢えず常備薬のストッパを飲んでスタート地点へ。

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スタート地点は昨日と違い澄んだ青空が広がる絶好のマラソン日和。なんだか沖縄の空は神戸の空と少し色が違って澄んでいる気がする。さすが3万人も出走する大会、スタートの40分前にスタートブロックへの整列が締め切られる。立って待っている間に強烈な眠気が襲ってくる。そういや、4時間くらいしか寝てなかったので当たり前と言えば当たり前であり、隣を見ると道路に座って眠る友人。おお!その手があったかと真似をしてしばし仮眠していると移動のお知らせが。

いよいよスタート

スタート地点には沖縄の英雄、具志堅用高さんが。朝の具志堅さんの元気な挨拶を聞いたら眠気も飛んで、ヤル気に満ち溢れてきた。やっぱりこういう人ってスゴいな〜、と思っていたらスタートの鐘がなり花火が打ち上がる。さあ、始まりだ、精一杯楽しんでこよう、とまずはスタート地点の具志堅用高さんを撮影。ここで写真撮影する人が多くて渋滞ができてた。いやー、大人気だ!具志堅用高さん。

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スタートしてから県庁の前を過ぎて繁華街である国際通り牧志からゆいレールに沿って南下と徐々に風景は寂しくなるのにとにかく大歓声が途切れない。ある人は拍手、ある人は歌、ある人は琉球舞踊、猛虎会は阪神タイガースの応援歌、みんなでYMCAを踊るゾーン、ガソリンスタンドではダースベイダー卿、とありとあらゆる手段で応援してくれている。おお、なんか凄く楽しい雰囲気だ、心拍数も順調、だけどお腹が絶不調なので早々にトイレにピットイン。

ピットイン

スタートして10kn以内のトイレは初体験の出来事。いやー、先が思いやられる。10km辺りから徐々な私設エイドというか、沿道で応援してくれてる人から差し入れが出始める。おお、これは有難いと色々と食べる、いっそのこと全部食べてみようかな、と思うもすぐに挫折。なぜなら私設エイドが途切れない、どころか50mおきくらいには何か差し出されてる。いや、これ全部食べるのは無理だと早々に目標を変更して、面白い食べ物があればもらう作戦に変更。

海が見えてきた

さて、コースは最初の平坦ブロックを越えると、緩やかな上り坂ゾーンに突入。ここでも心拍数を上げないように意識してゆっくり走るが、すぐに心拍数が上がってしまう。まだまだ鍛え方が足りない。

そして、坂を登って平和記念公園を見下ろす峠の上で、ついに海が見えた!少し雲が掛かっていたけど、青い海が印象的で立ち止まって写真撮影。応援してくれてる人にもお願いして写真を撮ってもらった。ありがとうございました。

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ひめゆりの塔

そして、ほぼコース沿いにあった「ひめゆりの塔」に立ち寄ることに。沖縄戦で悲惨な最期を遂げた女性達の話は、子どもの頃から教科書や合唱で聞いていたが、実際の場所を見ると鳥肌が立った。ここだけ、あの時代のまま時間が止まってしまったのかのような錯覚。まだ魂はさまよい続けているのかもしれない。安らかに。


【合唱】ひめゆりの塔 - YouTube

 

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我々はかつて戦争をして、多くの犠牲を払って現在にいる。あの時代の戦争の善し悪しは議論をするとキリがないが、少なくとも我々は戦争で亡くなった方々の犠牲の上に立っていることだけは自覚しておくべきであろう。献花していると、次々とランナー達が立ち寄って同じように黙祷していく姿は美しかった。

 

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タイムアタックレースならば難しいけど、ファンランだとこんなことだってできる。タイムアタックだけがレースじゃないのだ。

グルメ祭り!

エイドで出てきた食べ物を順不同で並べてみると、ミカン、黒糖、バナナ、巨峰、自家製サーターアンダギー、チューペット、飴、チョコレート、ミックスナッツ、パイナップル、ソーメン、パウンドケーキ、じゅーしーおにぎり、ロールケーキ、サトウキビジュースなどなど

 

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コーラ味だと渡されたチューペットはコーヒー味だった。実はコーヒー味はちょっと苦手だ。

 

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じゅーしーおにぎり。「じゅーしー」とは沖縄の言葉で「炊き込んだ」という意味があるそうで、炊き込みご飯おにぎりってことになるのでしょうか。手作りおにぎりは人によって味が違ったのも面白かった。

 

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ワンカップソーメン。食べようと思ったけどカップから麺が出てこなくて苦労した。結局指を突っ込んで掴むことに。

 

噂の吉野家の牛丼

その中でも驚いたのが30kmを超えてからの怒濤の追い込みである。噂に聞いていた吉野屋の牛丼エイドには本当に驚いた。なんと、吉野屋の店舗前でワンカップ牛丼を無償で配っているのである。午後になってちょっと雲がでてきて汗で身体が冷え始めたところで、この牛丼は本当にお腹も心も温まった。ありがとう吉野屋。値上げしても食べるよ〜。

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沖縄そば

さらにその後、最後の坂を登る前、肉入りの沖縄そばが振る舞われたのです。しかも、麺は店舗で茹でてから持ってきてくれるという完璧なフォーメーション。牛丼の後に沖縄そばを食べて炭水化物の補給は完璧。でも、お腹がちょっと重くなって、上り坂を飛ばす気力は完全に失われてしまったのは内緒である。

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そしてゴールへ

そしてスタート地点に戻ってくると、またたくさんの応援が沿道に。大声で迎えてくれる高校生達とハイタッチしながら駆け抜ける。いやー、テンション上がってくる。応援ありがとう!と思ったら、これがまたスタジアムからゴールまでが意外と長い。ハイタッチ続けてるのも大変だけど、待ってくれていた人たちに応えるため、左手はほぼずっと上げっぱなしというか横に出しっぱなし。

競技場のトラックを4分の3周くらいするとゴール。とてもキレイなメダルをもらって芝生の上でゴロンと引っ繰り返ると青空が気持ちいい。今日も無事にゴールに戻って来れたことに感謝。

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 マラソン後に走って温泉へ!

フルマラソン完走後には瀬長島ホテルの日帰り温泉へ!普通なら車で行くところなのだろうけど、我々は全員走って行くことに。

普通、フルマラソンの後に走らないよな、と思いつつ、いや、これはクールダウンだからと自分の愚行を無理矢理納得させる始末。ゴール地点から6km弱なのでキョリとしては無理がないところ。

で、この瀬長島が美しい。瀬長島に繋がる橋の真上を那覇空港に着陸する飛行機が通過するので絶好の写真スポットになっていて、さらに砂浜のビーチではウインドサーフィンや釣りをする人たちがいて、西側は芝生公園になっていてみなが海を見ながら思い思いの時間をゆったりと過ごす。

日が沈むにつれて少しずつ茜色に染まっていく雲を眺めていると、毎日ゆっくりこんな時間を過ごせたらいいな、とも思う。

フルマラソンを走って、美しい景色を眺めながら温泉に入る。至福の時である。これだからマラソンは止められない。

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残念なランナーの話

NAHAマラソンはとにかく応援が多くて私設エイドが充実していた本当に楽しい大会だった。用意してくれた食べ物を受け取ると、「もらってくれた!」と本当に嬉しそうに子どもが喜んでくれるのである。その笑顔が見たくて、ついつい色々と食べてしまう。今回はファンランでゆっくり走ると決めていたので、エイドで物をもらう度に「ありがとう」と言いながら手に取ると、本当に嬉しそうに喜んでくれた。こんな触れ合いは初めてのことだった。

私設エイドの人たちは、誰から頼まれたわけじゃないのに朝から何時間も道路に立ち、それぞれに工夫した物を用意してくれて応援してくれていた。きっと、ランナーに喜んでもらいたいから、それだけでやってくれているのだ。そう思うと本当は全員にお礼を言いながら食べたい気分だったのだけど、流石にお腹もタイムも厳しそうなので、それは諦めてしまった。

そんな中、残念だったのは、そんな風に用意してくれている飴などの食べ物が道路に激しく散らばっているのを見た瞬間。

ランナーも急いでいて手に取れなかったのかもしれない、決して故意ではなかったのかもしれない、でも、ランナーに飴を手に取ってくれることを楽しみにしていた人はきっと残念だっただろう。

正直、そこまでタイムに拘って走っているときなら私設エイドは無視して公設エイドだけで走るべきであろうし、本来は必要なら自分でジェルなどを準備すべきであろう。公設エイドだってボランティアの方々が無償で作業してくれているありがたいものである。が、強いて言えば補給食や水は我々が支払った参加費用も一部使われている。だから、多少の取りこぼしがあってもやむを得ないと思う。

が、私設エイドを相手ではやってはいけないことだと思う。わざわざ見ず知らずの自分達を応援してくれているのである。金を払っている人間が偉い、そんな風に勘違いしている人がいるなら残念なことである。

地元の協力、支えてくれる人、応援してくれる人がいるからこそ、我々ランナーは楽しむことができるのだ。今回の大会はそのことを強く心に刻むことができた。

 

またいつか那覇の地に

NAHAマラソンはそのタイトルに違わぬ「ジョガーの祭典」だった。今までにこんなに楽しかったマラソン大会に出会ったことはなかった。常にタイムアタックをすることだけがマラソンじゃない。景色を楽しみ、人との交流を楽しむ、そんなマラソンもあるんだと気付かせてくれたのがこの大会だった。毎年参加するのは難しいかも知れない。でも、必ずまた那覇に戻ってくる。沖縄の皆さん、本当にありがとう。とても楽しい大会だった。